史上最低の日本シリーズが終わってから早や、一週間。
世間では「パ・リーグのレベルは〜」「ソフトバンクに〜」「引き抜くからリーグのレベルが〜」等々言われてますがまぁそれは置いといて、今回は4連敗した原因をザッと考えてみたいと思います。
1.10月以降の巨人が弱すぎた
9月まで圧倒的な強さを見せていた巨人。思い返せばあの頃はソフトバンクにも勝てるとか言われてました。しかし10月以降打線の下降に戸郷の不調、中川の離脱が重なり最後は前残りの様な優勝となりました(最もゲーム差はかなりあったが)
何故10月以降、急激に弱くなったのか。色々理由も考えられますが、とりあえず僕が出した結論としては"9月までが出来すぎていた"が正解なんじゃないかなと思います。
重信の逆転ホームラン、増田の神走塁でリーグ優勝を確信しました。が、あの頃の原采配はちょっと尋常じゃないレベルで的中してた気がします。
采配ではないですが絶体絶命の場面で何故か必ず正面に飛んだり、2,3試合連続で併殺終わり的な場面もあったと思います。今思えば恵まれすぎていたのかな〜と。
2.原のメンタル
メンタルの強さに関しては歴代屈指である原。だが今シリーズは去年に比べると余裕の無さを感じた。去年に関しては若干呆れ気味の雰囲気を醸し出していたが今年は終始悲観的な雰囲気と表情をしていたように見受けられた。こーゆー時にチームを明るくするのが元木ヘッドの役目だと思うのだがこれも機能していなかった様に見えた。まぁあれだけボコられて元気でいられる人間なんていないとは思うが。
采配としても批判されたリリーフ戸郷はそこまで悪手ではなかった(今村畠がKOされるのはあくまで結果論。中川大竹が万全ではない中で菅野の次に信頼できる投手をリリーフ起用というのは層が薄いチームなら十分有りと言える範囲)と思う。それよりシーズン中殆ど見せなかった初回バントをあっさりサインで出したのが気になった。やはり余裕が無かったのだろう。
3.選手の覇気
よく言われているがこれは有ると思う。坂本は素晴らしいキャプテンになったが劣勢になると明らかに顔に出る。最終打席なんか諦めの境地に達した顔をしていた。
シーズン中もエラーをした選手に喝を入れるタイプではなくどちらかと言えば、キレる姿を見せ場を凍りつかせるタイプ(無言の圧ってやつ)
これはちょっと見ていて嫌。まぁ学生時代部長に迷惑ばかりかけてた僕が言える事じゃないんですが。
4.対策不足・選手の意気込み
今シリーズ前に明らかになったが、昨年の巨人は当日ミーティングしかしなかったという。呆れて物も言えなくなる事実だが今季も大阪入り以降にミーティングを開始するなどやっぱりどうなのかと言わざるをえない(あくまでも結果論。勝てればそれでも良いが結果として4連敗)
また、ファンサービスも大事だがシリーズまで1週間も無いのにインスタライブなんてやってる時点でもうなんかアレだった(語彙力)松原がウキウキで"ラッキーボーイ"宣言していたのも最悪だった。
終わりに
よく言われる「パ・リーグの球速〜」に関しては間違いで平均急速セパほぼ互角といったところ。ようはその速球に一級品の変化球を持つソフトバンク投手陣と球界No.1キャッチャー甲斐のリードに狂わせたといったところだろう。
敗退後、やたらと速球派を育てろとか批判されているが、そんなの巨人も分かっている。実際昨年の堀田や平内、伊藤といったパワーピッチャーを既に獲得している。昨年の秋季キャンプではカットボールの習得指令も出している。まずはそうした事実を理解してから批判すべきだろう。
2年連続日本シリーズ4連敗というのは流石にメンタルに来る。全国のジャイキチの為にも来年こそは一矢報いて欲しい。