ちゃろー☆
昨日、DeNAが対巨人開幕11戦勝ち無しの球団ワースト記録を更新しました。それまでは89年の10戦勝ち無しがワーストだったんですね
今年は引き分けが3つあり、まだ8連敗です。89年は10戦全敗だったので開幕からの連敗記録の更新はもう少し先になります
さて、今回はそんな89年の10連敗を振り返っていきたいと思います
1989年の大洋
3年目を迎えた古葉大洋だったが、この年はとにかく悲惨だった。投手陣は打線の援護が無かったとは言え二桁敗戦を5人も輩出。野手陣も大砲ポンセは不振、前年の成長株、高橋雅も肉体改造の失敗で攻守に制裁を欠いた。唯一の明るい材料は"こけしバット"山崎の首位打者争い位で、47勝80敗3分 勝率.370はあまりにも悲惨だった
対巨人戦
前述の通り開幕から10連敗を喫したが、実は連敗は開幕前から始まっていた。前年の88年は8月20日の勝利を最後に8連敗で閉幕。つまり通算で18連敗を喫した事になる
そして89年は最終的に5勝21敗で16の負け越し、対巨人40イニング連続無得点で閉幕と横浜大洋銀行の異名を欲しいままに。胴上げを見る羽目になったのも大洋で、遠藤が力投を見せるも7回に天敵・原に決勝本塁打を許し万事休す。中畑の有名なヘッスラがあったのもこの試合である
10連敗の軌跡
① 4月22日 2-3 勝 槙原 敗 大門
初回に先制されるが、その後は両チーム点を取り合い巨人1点リードで9回へ。二死ながら二三塁と一打逆転のチャンスまで持ち込むと、ここで槙原が暴投。三塁ランナー高橋雅が突っ込むが中尾の俊敏なカバーもあってタッチアウト。大洋からすれば不運だったが、"まだ"普通の一敗だった。もしセーフになっていれば、或いは・・・
② 4月23日 3-5 勝 桑田 敗 中山
9回に市川が本塁打を放ち同点に追い付くも直後、クロマティに平成初となるサヨナラ本塁打を浴び敗戦。珍プレーで有名な市川がベンチで号泣する場面があるがそれはこの試合後の事である
③ 5月9日 5-6 勝 広田 敗 中山
クロマティ、川相の本塁打で先制を許すも4回に逆転。しかし同点に追い付かれ延長戦へ。10回に原に本塁打を打たれ勝ち越しを許すと守護神槙原に6球でシャットアウトされた
1回に5連打を浴び追いかける展開に。8回に3点を返したがあと1点が遠く敗戦。斎藤雅樹は中2日での完投。この試合から11試合連続完投勝利が始まっていく
斎藤雅樹に完封負け。歯応えの無いゲームとなってしまった
⑥ 5月31日 3-4 勝 広田 負 欠端
7回に3点を先制。今季対巨人5試合目にして初の先制点だったが、直後に追いつかれると延長10回に岡崎にタイムリーを打たれサヨナラ負け
⑦ 6月1日 1-4 勝 槙原 敗 新浦
初回に先制を許し、一旦は追い付くも4回に離された。8回には前日のヒーロー岡崎が死球を受けると乱闘騒ぎに発展。岡崎は暴力行為で退場。これに発奮したのは大洋では無く巨人でこの後2点を追加。槙原に完投を許した
初回、絶好調井上真二に先頭打者本塁打であっさり先制を許したがその裏、制球の定まらないガリクソンを攻め3点を取り逆転。だが4回に再び井上に本塁打を浴びるなど一気に6失点。初回以降立ち直ったガリクソンに完投を許す結果に
⑨ 6月7日 3-5 勝 槙原 敗 大門
槙原は明らかに調子が悪かったが大量点を奪えず。巨人を上回る12安打を放ちながらも槙原に完投を許してしまった。球団ワースト記録となる通算での対巨人17連敗に
⑩6月8日 3-4 勝 桑田 負 欠端
6回に市川の本塁打で先制も直後の7回、これまた例によって3点を取られ逆転。だが今日は違うぞと言わんばかりに加藤博一のタイムリーで同点に追いついた。その後は膠着状態が続いたが延長12回、伏兵上田に勝ち越しとなる涙のプロ初本塁打を許すと桑田、広田に抑えられ敗戦。遂に開幕から10連敗、通算では18連敗となってしまった
流石の高木豊もベンチで涙
いやー、ね・・・うん。僕の贔屓もなんか8連敗してたからさ、気持ち、分かります
10ヶ月振りの勝利
6月20日 5-0 勝 新浦 敗 槙原
4回に山崎のタイムリーで先制すると効率よく得点を重ねると、新浦も古巣巨人を老獪なピッチングで5安打に封じ込め完封。実に対巨人10ヶ月振りの勝利だった
終わりに
いやー疲れた。酒の勢いでやっちゃったけど思ったより疲れた。でも楽しかったです
DeNAも1つ噛み合えば恐ろしいチームになりますから、どう上位いじめをしていくかが今後の注目ですかね