西岡 良洋(にしおか よしひろ、1961年6月28日 - )
田辺校−西武(80〜89)−巨人(90〜94)−ロッテ(95)
1990年成績.249 4本塁打 23打点
巨人にやってきた左殺し
80年代を代表する左殺し。
この手の選手は打撃専が大半を占めるものの、西岡は強肩好守も持ち味で86年にはGG賞を獲得しており、流石黄金期の西武といったところか。
89年オフ、鹿取とのトレードで巨人へ。一定の役割はこなしたが、鹿取が復活する一方で西岡は年々出場機会が減少していき最後はロッテに移籍してそこで引退。巨人コーチなどを経て現在は焼肉店を経営している。
さて、先発完投主義の藤田巨人に弾き出される形であったとはいえ「功労者鹿取のトレード相手が西武の準レギュラー格で前年は不調に終わった西岡だったのは何故なのか」といった声はその後の鹿取の活躍ぶりもあって未だに根強い。しかしそれは当時の巨人の弱点を埋めるのに最も適した選手が西岡であり結果はともかく当時の巨人としてはベストの選択であった。
前年日本一に輝いた巨人の弱点は主に2点、左投手に弱い打線と弱肩外野陣である。喫した11完封中、左投手による完封は8。特に大野、川口と優勝争いのライバルである広島が誇る両左腕に弱く対大野.189、対川口.169と抑えられた。外野陣はセ・リーグワーストの11捕殺で中継を挟まなかった捕殺は0と散々たる内容であった。
つまり左投手に強くて強肩の外野手を求めるのは当然の成り行きであり、構想外の選手とトレードできる選手...となると西岡しかいなかったのである。藤田監督らしい素晴らしいトレードだったと私は思うのだが。
[査定について]
・左腕キラー
→対右.057(35-2) 対左.299(134-40) 4本
→黄金期の西武と人気絶頂期の巨人に在籍したこともあり左殺しとして当時は抜群の知名度を誇っており、成績に関係なく金特を付けたい選手の1人です
→平田薫や山本雅夫も中々ですが...
・走塁B
→映像が無いので何とも言えないが移籍1号はランニングホームランである+常勝西武で培われた走塁スキルは当時の巨人では目立ったのではないかという推測。この2点で査定
・満塁男
→キャリアハイの86年も強かったがこの年も満塁弾を放っている
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