仁志 敏久(にし としひさ、1971年10月4日 - )
再現年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2000 | .298 | 20 | 58 | 11 | .810 |
ガッツな貴公子
・選手紹介
アマから野球のエリート街道を歩み続けてきた貴公子。小柄ながら思い切りのよい打撃で、時には批判を浴びながらもトップバッターの重責を担い続けた。
4年連続GG賞のセカンド守備はデータに裏打ちされたポジョニングをとることで著名。なんでもないゴロがヒットになってしまう可能性もあれば当然その逆もあり。
00年と02年の日本シリーズではこの仁志の絶妙なポジショニングが生んだビッグプレーがシリーズの流れを左右した。
査定について
今作のOBでも仁志が登場。
前作の査定は中々酷いものでしたが、多くのOBがテコ入れされた今作はどうなるのだろうかと気になっていましたが...
まさか更に酷くなるとは()後に作る予定でしたが前倒しで作りました
・ミート
ミートDの仁志というのは一種の美学みたいなものなんですが、流石にこのインフレ査定環境と特能の少なさを考えると00年はCにせざるをえないですね...
・粗さを感じさせない00年
「常にブンブン」「野球の教科書からズレた1番」といったイメージが強い仁志ですが、詳細なデータからは粗さをあまり感じません
→無走者時こそ.266(402‐107)17本と1発を狙っていますが、これが有走者時や得点圏になると軽打に切り替えています。特に走者1塁の時は.462(69‐32)1本と偶然かはさておきチャンス拡大に貢献しています
→速球にも強いイメージもありますが、打率.304とそこまで。その一方で松井や由伸ら多くの強打者が苦戦した落ちる系にも.263と対応し、彼らへのカバーもきっちり
→初球(ストライクをとられる前)の安打数も極めて少ないです。全167安打中26安打(15%)に留まっているのは実に興味深い数字。初球はまず見ることで著名な松井ですら150安打中45安打(30%)を初球に記録しています。まぁ、この年の松井は例年以上の積極打法が好成績に結びついたのですが、それはまた別のところで
打球方向は例年通りなのでこれらデータは"たまたま"なのかもしれませんが、全てがアグレッシブな割にこういったデータが残っているのも面白いですよね
・三塁適性
シーズンではありませんが、オールスターでは先発出場で守っています