パワプロ村

スモークと共に

NPB選手データについて

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おめー何処行ってたんだよおめーよー

更新サボりやがってよー

とか思ってた人(いないと思うけど)ごめんなさい。

実は4日連続で野球殿堂博物館に行ってました。

 

でまあ、その成果をこの記事で書こうと思ったんですが、何を書くべきかわからない。そこで、以前「得点圏打率等は何処に載ってありますか?」と幾つかの質問を受けた事を思い出したのでいろいろ踏まえながら分かりやすく解説していこうと思います。自信ないけど。

 

得点圏打率等は

  何処に載ってあるのか

NPBMLBKBOなどと違い詳細なデータを

まあ、、呆れるレベルで公開していません。なので我々一般人は書籍か個人のデータサイト様を頼るしかありません。

具体的な例を挙げると
・2011年~  データで楽しむプロ野球様

ほぼ載っています。ぶっちゃけこれさえあれば11年以降の選手は誰でも作れます。

 

プロ野球 - 読売ジャイアンツ - 坂本 勇人 - スポーツナビ

今年のデータはこれ一つでまあ90%以上揃います。対左に関しても記載されています。

シーズン中に選手を作ることがないので筆者はあまり使わないんですが。。

 

・2016年~ プロ野球データベースNEO様

イニング別の成績や球場別成績といったデータで楽しむ様に勝るとも劣らないデータが載っています。

 

・2005年〜 ヌルデータ

最強のデータサイトです。


・1996~2013年  スカウティングレポートシリーズ
一部の年を除いて基本得点圏被打率が載っていない欠点こそありますが、概ねのデータはあります。しかし問題なのはかなりの確率で記述ミスがあるということです。

一応訂正の紙は出てはいますが、その紙が付属している状態で購入することはかなり不可能に近いです。私も紙が付属している物は07年しか持ってません。

05年以降のは100円以下で買えることが多いのでお勧めなことには変わりはないんですが、、

 

プロ野球データファイル

有名選手やそれ以外の選手でも方向別安打や一部の年の得点圏打率などが載っています。それなりに有用性はあるでしょう。しかし数値に誤表記がある可能性もあるので信じすぎない方がいいかも・・

 

ほのかのへや
パワプロ職人の御大であられるともぴー氏が運営しているサイト。
上記のスカウティングレポートシリーズに載ってあるデータを無料で拝見することができるサイト(全部じゃないけど)。まずはここからお世話になるのがいいかも知れない。

 

これ位ですかね。他にもあったような気もしますけど筆者は使ってないので無しで。

 

NPBはデータを持ってない?

これに関しては難しい所です。NPB・BISというものが1988年より運用されておりそれにデータが蓄積されています。つまり88年以降のデータに関しては確実に持っているでしょう。まあ、、これは法人契約しているところでないと閲覧不可なんですが。。それ以前のデータは正直分かりません。持っていない可能性も考えられます。。

 

そのNPBが隠し持っているかもしれないデータを見る事が博物館に行った最大の理由です。今からその成果を書いていこうと思います。

 

以前カメハさんから、各球団が作成した一般には出回っていない、報道機関などのメディア向けの本の存在を教えて頂きました。通称「メディアガイド」そのまんまだね。この本があれば70年代位からの対左成績を割り出すことが可能です。(面倒だけどね)この本について球団別にいくつか説明していきます。

 

巨人 球界の盟主らしく昭和40年から現在に至るまで発行されています。恐らく最も古くから発行してるはず。しかし詳細な情報は80年代まではあまり書かれておらず、盟主感はあまりしない。

 

阪神 基本的には巨人と同じ、90年代の資料はそれなりに豊富。

 

中日 70年代から存在してますが博物館にはあまり現存していないです。しかし81年までは得点圏打率が載っています!!

 

広島 阪神と同じ感じですが、60年代からのが博物館に現存してます。

 

ヤクルト あまりにもない。特に70年代物はほぼない。79年版もないので78年日本一時のデータも当然見れません。データ量も全体的に少ないです。新潟に移転して解散しろ。

 

横浜 大洋時代のはそれなりに存在してます。データ量も決して多い訳ではないんですが、親切なことに数字を丁寧に記載してくれているので算出が楽です。

 

ソフトバンク 70年代半ばからという低迷し始めたころからの物からしか博物館には現存していません。データはそれなりに豊富な部類に属すると思います。

 

西武 可でも不可でもない。という感じ。残念なのは親会社が西武に変わってからのは基本的に現存していますが、西鉄、クラウン時代の物は博物館にはありません。

 

日ハム 最高!!得点圏打率、対左、共に揃っています。算出できないのは得点圏被打率のみ。

 

ロッテ 平凡。これじゃ人気出るわけないわ。

 

近鉄・阪急 共に同じ感じ。それは阪急がブルーウェーブに変わっても同じ。絵は凝ってるけど。

 

楽天 スカウティングレポートで大体揃う。ある意味恵まれてるかもね。

 

とまあ簡単に説明しましたが、この本は当時の記者やテレビ局限定で渡されたもので、恐らく1年で100冊も作ってないでしょう。まあ出回ってないです。

 

手に入れるなら古本屋でしょうか。当時の記者も鬼籍に入ってもおかしくない年になってきていると思います。その遺品整理等でこの本の価値がわからない親族が古本屋等に売ってしまう可能性はありますが、、まあそう簡単には手に入らないでしょう。オークション等でも売ってないと思います。というか売っちゃいけないと思う。。

なので素直に博物館で見た方がいいと思います。(コピーも出来るし)

テレビ局は恐らく持っているとは思いますが、、既に埋もれているでしょうねえ。。

 

まあこんな感じです。とにかく中日と日ハム以外は得点圏打率・被打率はまったく載っていません。はい。この時代の得点圏打率・被打率を求めたいなら当時の本に載ってある事を祈って探すか、公式スコアから算出するしかないでしょう。

一応、巨人の本にはいくつか書いてあるのを確認しましたが、、正直巨人阪神以外の球団は厳しいと思います。また、野球殿堂博物館が現在の場所に移転する前の書籍はない場合もあります。逆に移転以降なら95%あると思っていいです。

 

とまあ長くなりましたがここまで読んで頂いた方。感謝です。

そして博物館の方には400枚以上印刷作業をさせてしまいました。ほんとに申し訳ございませんでした。

それでは、次の記事でお会いしましょう。質問がある方は↓からどうぞ

odaibako.net