マーク・フィドリッチ（タイガース）【パワナンバー・パワプロ2020】

マーク・スティーブン・フィドリッチ（Mark Steven Fidrych、1954年8月14日 - 2009年4月13日）

アルゴンキン地域高校-タイガース（76〜80）

1976年成績 19勝8敗防御率2.34

ザ・バード

当時子供達に大人気だった「ビッグ・バード」から付けた「ザ・バード」の愛称で親しまれた右腕。人呼んで「史上最強の一発屋」

1976年、人員不足のためメジャー初昇格。5月に先発を任されると9回1失点の完投勝利を飾りここから快進撃が始まる。8連勝を記録し、中3日も辞さずとにかく投げまくった。オールスターゲームにも先発登板。ついこの間までマイナー所属だった選手が先発するという事は他に例がなくサクセス・ストーリーだと全米中から絶大な人気を得た。

人気の原因はそれだけではない。ボールやマウンドに話しかける奇抜な行動に可愛らしい容姿と気さくな性格も人気を得るには十分過ぎる理由だった。

最終的には19勝。完投数24、防御率2.34は堂々のトップで新人王を獲得。同年のMLBの顔だったのは間違いない。

翌年以降はとにかく怪我に悩まされ10勝しか挙げられず、28歳の若さで引退。引退後は農場を経営していたが、09年に大型トラクターの車輪に巻き込まれる事故に遭い悲惨な最期を遂げる。享年54と早すぎる死だった。