2004年のバファローズ
・03年オフの近鉄はローズとの残留交渉決裂や命名権売却騒動など、年間40億円の赤字を抱える近鉄の厳しい財政難が浮き彫りになるばかりで、チームの前途が不安視された中で04年の開幕を迎える。
・チームはやはり開幕から低調だったが6月13日にオリックスとの合併が発表され球界関係者や野球ファンに衝撃が走る。ここでは省略するがこの合併は球界再編問題にまで発展するなど揉めに揉めた。最終的にはチームの譲渡・合併を避ける事は出来ず、近鉄バファローズは55年の歴史に幕を閉じることとなった。
チーム成績
・5位 61勝70敗2分 勝率.466
チーム打率.269 121本塁打 59盗塁 得点630
チーム防御率4.46 失点636
アレコレ
・打線は巨人に移籍したローズとOP戦でアキレス腱断裂の大怪我でシーズンを棒に振った吉岡が欠けた事で長打力が大きく落ちてしまい得点力不足に悩まされた。バーンズとマリオの両外国人は好調が続かず定着には至らなかったのも響いた。
・大村は2年続けて3割、水口もベテランながら3割近い打率を残すなど近鉄自慢の1.2番コンビは変わらず健在。
・礒部が26本塁打と長打開眼、北川も吉岡の怪我もあって遂にレギュラーに定着。チーム最多の133試合に出場し20本塁打を放った。
・みんな大好き中村ノリは前半戦で14本を放つも五輪や怪我での離脱もあって19本塁打と7年ぶりに20本に届かず。ただ最後まで4番打者としてのフルスイングは貫いた...はず。
・投手陣は概ね例年通り。エース岩隈は下位球団を中心に白星を積み重ね15勝で最多勝。JPバーンの両助っ人はダイエーや西武といった上位チームを相手にする事が多く白星は伸びなかったが、両者共に170イニングを稼ぐなど貢献度は高かった。
・一方でリリーフ陣は...新外国人カラスコは開幕から炎上神となり開幕前の構想は呆気なく崩壊。チーム最多セーブは横浜からトレードで移籍した福盛の10。ただし防御率5点台と安定感とは無縁で厳しいチーム事情が伺える。
・実績のある愛敬岡本が1軍で殆ど登板出来なかった事も大きな誤算だった。そんな中で吉田豊彦は相変わらずの鉄腕っぷりでよく投げ、小池も数字は悪いが49試合に登板。吉川勝成は近鉄最後の出世頭の1人として50試合に登板し防御率も2.82と奮闘した。
パワナンバー
23000 80080 83472
選手・首脳陣
主要選手リンク
岩隈久志 JP バーン 川尻さん
その他の選手
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髙村祐はかつてのエース格右腕。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
年々高速化が進むSFFのキレは抜群もそれ以外がとにかくメッタ打ち。
高村は前川と並ぶ"投壊近鉄"の象徴的存在だと思っているので、失礼ですが赤特を過剰に付けました。 pic.twitter.com/Nmsr7moo5R
チーム期待の左腕が高木康成。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
カーブやSFF気味のフォークを中心に豊富な球種を操るも04年は制球難が響き大きく負け越し。
ただ近鉄最後の勝利投手にもなっている。 pic.twitter.com/Mk516G7w81
ヤマショーは近鉄らしからぬ纏まった投手。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
左腕である以外は、特徴らしい特徴が無いのが最大の特徴である。 pic.twitter.com/BoZylOTfb6
小池秀郎はかつての8球団競合左腕で97年の最多勝投手。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月22日
03年はサイドスローに転向するとリリーバーとしてリーグ最多の65試合に登板するなど新境地を開いた。
が、04年は一転して振るわず。奪三振率が9.80→4.33と中々お目にかかれない下降っぷり。49試合の登板で防御率は6.33だった。 pic.twitter.com/sA8JVCkqsZ
関口伊織はテークバックが特徴的なサウスポー。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月23日
キャリアを通じて制球難であったが
、クロスファイアも武器で奪三振率は高い。
横浜と近鉄の両球団で優勝に貢献するも02年以降は精彩を欠き04年は7試合で防御率11.81とてんでダメ。
現役はこの年限りとなり楽天には打撃投手として所属することに。 pic.twitter.com/vXxNsjL5r2
有銘兼久は創成期の楽天を支えた鉄腕。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月31日
キモいフォームからキレ味抜群のスライダーを投じ、ハマった時はまず打たれない。が、諸刃の剣でもありワンポイントフォアボーラーと化すことも多々。
近鉄最終年の04年は荒れに荒れ投球の20%は逆球だった。 pic.twitter.com/JIGzAmTn4d
香月良太は世代No.1投手として甲子園や社会人で注目された右腕。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月31日
近鉄最後のドラフトでチーム初となる自由枠で入団。
即戦力として期待されたが、アマ時代の肩痛が治らず1試合の登板に留まる。ただその後はオリックスで息の長いリリーバーとして活躍。
怪我さえ無ければ即戦力という能力にしました。 pic.twitter.com/OJJ9TA1CCL
矢野英司は怪我に泣かされた大器
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月1日
お上品すぎるフォームからこれまたお上品なストレートを投げる
1年目は新人王候補と目されるも得点圏の成績が響き、2年目からは怪我の連続で3年間1軍登板はなし
04年に近鉄に移り久々の登板と勝利を記録も、かつての球威や球速は影を潜めていた pic.twitter.com/fpiTcyS2eE
宮本大輔は近鉄の次世代エースとして岩隈や高木康成と共に期待された逸材
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月2日
150kmの剛球と高速系の変化球が持ち味だがカーブも投じる
ただ常に怪我に悩まされ10年間の現役で43試合の登板に留まってしまった
リリーフとして活躍した02年以外では計8試合にしか登板出来ず、04年は1試合の登板だった pic.twitter.com/kOjsW4eKqE
皆さんご存知?近藤一樹
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月2日
ドラフト7位だったが甲子園優勝投手ということもあって期待度は高かった
04年はプロ初先発初勝利を挙げる。キレは既に1軍クラスとの評価も
が、制球難や線の細さで伸び悩み2勝目を挙げたのは08年
紆余曲折あったが20年までNPBでプレー。最後の近鉄投手となった pic.twitter.com/EhYF38kJFT
加藤伸一は4球団を渡り歩いたガラスのエース
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月3日
速球派〜本格派〜技巧派と年齢と共にモデルチェンジしているが、晩年でも140km後半を記録している
04年は「調子は良かった」とのことだが10先発で防御率7.04。春先は悪くなかったが....
戦力外〜トライアウトを経て、21年の現役にピリオドを打った pic.twitter.com/kP6e4gRukg
岡本晃は終末期近鉄を支えた鉄腕。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月4日
スライダーが1番の武器であるサイドハンド。対左も外に大きく逃げるシュートで対処出来るため任務遂行能力は高い。
ただ04年は背中を痛めまさかの4登板に留まる。ただ全休とかではなく2軍では20試合にも登板しており、防御率も1点台。上で起用されなかったは何故? pic.twitter.com/AAzP4BM1Ql
愛敬尚史は負けない男
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月4日
同じサイドの岡本と球種構成は似ているが、愛敬はナチュラルにシュートする速球を持つ
ただ絶大な信頼は得られず、ワンポイントやビハインドでの起用が主。対左がね...
04年は岡本と揃って絶不調に陥り1軍では僅か1登板。2軍でも防御率5点台と精彩を欠いてしまった pic.twitter.com/AI3rPKi6EG
山村宏樹は打たれ...打たせて取るピッチングが持ち味の投手
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年8月4日
王道なフォームに俊敏なフィールディングを兼ね備えた資質の高い投手だったが色々あって...
近鉄に在籍した5年間すべての年で防御率は5点台だったが、先発リリーフ兼任でそれなりに投げた pic.twitter.com/aGbfXzMkUc
みんな大好き的山哲也
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
的山はミートGじゃなきゃ駄目だよ pic.twitter.com/eqP3NbpAne
近鉄最期の助っ人野手であるマリオとバーンズです。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
年齢もポジションも同じです。皆さんならどっちを使いますか?
僕ならどちらも使わず下山を育てます() pic.twitter.com/gBTbQKL5cG
いてまえの切り札、野武士大介。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
巧打者のイメージが強いですが、実は"ヤマ張り打者"なので三振はそれなりに多め。
このスタイルだからこそ代打で結果を出せたとも言えますが。 pic.twitter.com/KlrF7s3yEG
ここで魅せたれ一打〜(オリャー!)
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
川口憲史は01年の一発屋のイメージが強いですがその後の2年間は及第点。ただこの04年に打撃を見失ったそう。
01年再現に必須なハイボを04年でも採用するかが今回の焦点。難しいところですが高めを好んでいる点は変わらないので僕は採用します。 pic.twitter.com/M7UyXPnt1B
04年近鉄の成長株シモヤマン
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
ただ社会人2年目29歳と全く若くはない()
身体能力の高さや左キラーっぷりを随所で発揮。ただ確固たる存在になるのはもう少し先の話。 pic.twitter.com/xSGNxDBgY9
準レギュラー以上の打力を持つも守備の拙さや似たタイプの川口がいた事もあってレギュラーに後一歩届かなかったのが鷹野史寿。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月17日
死球が多かったが、これは内が弱く外に強いからだと判断。データ的にも内は長打が少ない。リストが強く逆方向にも長打を打てた事も加味してアウトコースヒッターを。 pic.twitter.com/oC5YJELu1s
前田忠節
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月18日
PL学園の元エースで福留とは同期。
守備力は球界でも指折りの実力だったが、いくらなんでも巨人小林以下の打力ではいてまえ打線をもってしても使いづらい。
02年以降は阿部の台頭に押され出番が激減。 pic.twitter.com/ZTDwjx6Hkw
04年近鉄追加野手② 坂克彦
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月20日
高卒ルーキー。
常総学院の三拍子揃った遊撃手として夏野こおり甲子園で優勝を果たす。
プロではユーティリティとして活躍することに。高卒3年で3球団に所属という超レアな記録も持っている。
今回作成予定は無かったが走力B要員を必要に感じ作成。 pic.twitter.com/RPezloN4As
山下勝己は史上二人目のイースタン・ウエスタンの二冠王。しかし上では三振と拙守を繰り返す、典型的な二軍の帝王であった。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月18日
04年はノリの離脱時はスタメンで抜擢されたが全く結果を残せず。
パワプロで才能を開花させられるか。しかしノリの壁は非常に高い... pic.twitter.com/SSJNAxKda0
永池恭男は4球団を渡り歩いたユーティリティ。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
大洋から2位で指名され石井や進藤と共に次世代内野手として期待されたが打撃で伸び悩んだ。
近鉄では守備固めが主で打席数は少なかったが、球団最後のヒットを記録したのはこの男。 pic.twitter.com/TiIRZXvn5x
得点圏での強さに定評がある、いやありすぎた高須殿下。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
この年も打率.163と低調ながら試合を決める一打を二度も放つなどらしさは見せている。 pic.twitter.com/fcaI7q8XSF
坂口智隆は近鉄期待のスター候補生。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
1年目から初安打を記録し、守備もメキメキと上達。打力次第だが数年後にはチームの顔になれるポテンシャルを秘めている逸材。 pic.twitter.com/ekmqhEw6vJ
森谷昭仁は球界No.1とも言われる俊足の持ち主。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
ただ野球脳が少々アレで「やるスポーツを間違えた」と自らも認めているとか。
さて、森谷と言えばやはり森谷実園。出演数の割に良作〜名作に恵まれる事が多い声優である。
今年は代表キャラの1人である乾紗凪の感動叡智シーンを14年越しに演じた。 pic.twitter.com/kUuaZCyiSa
04年近鉄追加野手① 吉良俊則
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月20日
高卒ルーキー
不作の世代ではあったが、No.1スラッガーとして全国に名を馳せる。
逆方向もお構いなしな天性のパワーが最大の魅力だが、センターを守れる点も強み。
当然期待は高かったが、1年目のキャンプで肘を痛めてしまうと...
5年のプロ生活で1軍出場は無かった。 pic.twitter.com/caUo894cZ0
長坂健治は鉄砲肩で知られた捕手。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
社会人時代に近鉄との練習試合を行い、その際に韋駄天森谷を2度も刺した事がプロ入りに繋がったとか。
ただ大学の途中までは内野手だったこともあり、捕手としては経験不足だったとか。送球にも課題があったそう。
捕手の層が薄い近鉄でも正捕手にはなれず。 pic.twitter.com/ezX4HCtvx6
藤井彰人は河内の男前捕手。
— 10(^_^)ノ (@giantsnishi) 2023年7月19日
04年は的山よりも多くマスクを被り、岩隈との名バッテリーでも名を馳せた。しかし決め手には欠けて正捕手にはなれず。 pic.twitter.com/SCZYbrgxdo
作成後記
3...4ヶ月に渡る長き死闘に今宵終止符を打ちました。
今回も全選手は作ってません...気力も時間もないです。
えー使ってみた感想としては投手が弱いのは勿論ですが...野手も弱いです。
平均以上の打力をもった選手は多いんですが、足は全く使えず外野も大村以外の守備力が不安。森谷やルーキーの坂などでせめて終盤の代走要因は増やしたいところ。
デフォでは指名打者川口ですが史実通りバーンズかマリオの調子がいい方を使う起用がよさそう。下山もありですな。
まー結局のところ、ローズを巨人に強奪されたことが全てなんですよ。
ただこれはゲームなのでローズが残留したifも当然楽しめます。良かったら04近鉄と一緒に↓のローズもDLしてみてね。
ちなみに僕はローズを強奪した球団のファンだったりします😀